鬼々よろしく歴史伝⑩〜チーム定着期〜

2020年テーマ

「まんまる」

~「つ」が離れ 思いが昇りし この空へ 角のなきまま転上す~

詳しくはこちらのページをご覧ください。

→ 2021テーマ ←

いよいよ、チームを立ち上げて10年目の2020年がやってきます。

これまでの9年間、その年のテーマは代表のせんせいが決めていました。

しかし、10年目のテーマは大切なので、初めて幹部に選んでもらうことにしました。

先生が出した案は3案。

水、流るる

未来永劫

まんまる

この3つから投票をしてもらいました。

すると・・・・・

なんとそれぞれに票が入り、見事に3つに意見が分かれる・・・・

結局、③の「まんまる」に相談の末に決まりました。

それぐらい、どれもいいテーマだったということですね!

それにしても、「水、流るる」「未来永劫」いいテーマだな・・・。

このままなかったことにするのももったいないな・・・。

2022と2023のテーマにそれぞれ使いますか・・・。

・・・・・・・

いやいや!
ダメダメ!

悪魔が出てきていました。

挑戦の末に進化を続ける鬼々は、毎年新しいテーマを考えますよ。笑

2020年は、特に気合が入っていました。

なんせ、10周年。
そして、「2020」を逆から読むと・・・・
なんと、

0202

おにおにになるじゃあーりませんか!

そんなメモリアルイヤー、気合が入らないわけがありません。

募集をかけて、メンバーも集まりだし、
インスト練習も順調に進み、
レコーディングも進んで、
あとは、全体練習もそろそろだねって矢先に、

新型コロナウイルス感染拡大が懸念されるため、説明会は中止。

全体練習も中止にしました。

さらに、「うらじゃ本祭」も中止が決定。

鬼々よろしく魁望蓮の10年目は、だれも予想しない事態になってしまいました。

うらじゃ実行委員会の方は、感染を防ぐために、苦渋の決断で「中止」を決定しました。

その結論に異論は全くありません。

うらじゃ本祭がなくなったこと。非常に残念です。

が、し・か・し!!!!!

これまで何度も挑戦して失敗して、七転び八起きしてきた鬼々は、こんなことぐらいで下を向きません。

「今できることはないか!」と幹部が知恵を絞りました。

出した答えはこれだっ!

◇ステイホーム企画第1弾◇

マスクプレゼント!

マスクが手に入りにくかった時期に、
鬼々のこれまで培った人脈を駆使してゲットしました。

「マスク足りなかったからうれしい!」
「本当に助かった!」
「鬼々でよかった!」と
たくさんの喜びの声をもらいました。

ステイホームが叫ばれ、家にいることが多かった時期ですが、

『離れていてもうらじゃの仲間は繋がれる』

そう実感したイベントでした。

そしてさらに、このマスク配付と同時におこなわれたのが、

おにおにくん ぬり絵大会!

2020年メモリアルイヤーに誕生した「おにおにくん」を知ってもらうために、
ぬり絵大会を開催しました。

それぞれが思い思いに色を塗り、「おにおにくん」への愛情を深めました。

優勝した作品はかなり力作!

すごいでしょ・・・・
これまでの衣装をモチーフに、9年分の作品を仕上げてくれました。

そしてそして、これだけじゃ終わりませんよ!

◇ステイホーム企画第2弾◇

おうちで うらじゃ!

演舞ができない今、子ども達・踊り子は踊りたくてウズウズしているはず。
家で踊った動画を集めて、1つの動画にすれば演舞にできるんじゃない!?

という発想から、実現しました!

おうちでうらじゃ!

いいですねー!!!

鬼々さんは、どんな状況でも決してへこたれません。

チームも10年目。

これまでの記事でも書いてきたように、10年間、様々なチャレンジをしてきました。

コロナ禍で、だれも経験したことのない未曾有の事態に、

「何かできないか」という思いですぎに考えをまとめ、

実行することができたのは、これまで挑戦してきた中で得た、

自信があったからです。

「なんとかなる。だって、なんとかしてきたから。」

これは、代表であるせんせいの好きな言葉です。

しかし、鬼々は中学3年生が「子ども」の上限の年齢のため、中学3年生にとっては区切りの年。

今年は3名の中3がいましたが、うらじゃ本祭で有終の美を飾り、卒業してもらうことができませんでした。

こればっかりは、わたしもなんとかなりませんでした・・・・。

なにか、なにかないかなあ・・・・と考えていたころに、

『うらじゃ ソコヂカラプロジェクト』の案内がきます。

この企画。本当によかったです。

岡山場の前で、立派なステージを組んで、生配信までしてもらって・・・・
演舞の後には多くのメディアからのインタビュー。

通常のうらじゃ本祭では、決して味わえない経験をすることができました。

一生忘れない、4分の演舞になりました。

企画してくださった方々、本当にありがとうございました!

中3の3名が、一度は絶たれた「気持ちよく卒業する」という道が、
ソコヂカラプロジェクトによって再び開かれ、卒業に向かって歩くことができました。

動画が残っています。
鬼々よろしく魁望蓮は、2:29:45頃です。

本当に素晴らしいステージになりました。

ありがとうございました!


10周年の2020年は、うらじゃ本祭なしという形で、終わりました。

2021年はきっと、うらじゃ本祭が開催できると信じています。

それは、わたしたち踊り連にとって、表現の場ができるというだけのことではありません。

うらじゃ、そして祭りが開催されるということは、

見る人や関わる人にとって、安心と希望の象徴となるからです。

祭りのない今年、人の心には閉塞感がありました。

祭りを生きがいにしていたり、楽しみにしていたりしていた人にとって、

ただ時が流れていくだけの年は、物足りないだけでなく生きる希望を見いだせない、

そんな年だったことでしょう。

大げさではなく、祭りで生きる希望をもらっている人がいる。

これはまぎれもない事実です。

わたしたちは毎年、介護施設や特別養護老人ホームに行って演舞をしています。

利用者さんは演舞を手をたたいて喜んでくださるし、

うらじゃ音頭で手を握ったら、涙を流して喜ばれます。

「本祭は見に行けないから、こうやって来てもらって本物のうらじゃを見れると、

 来年まで頑張って生きようと思えるよ。

 本当にありがとう! 絶対に来年も来てね!」

もう、この言葉は何度言われたかわかりません。

言葉にはしなくても、本祭ではこんな思いをしている老若男女がたくさんいます。
本祭で披露した踊りを県内外の楽しみにしている方々にお届けすることもできないので、
祭りに関わる人に生きる希望を届けることができませんでした。

しかし、だからこそ、祭りの重要性を多くの人が再認識した年にもなりました。

祭りは、人に元気を与えます。

街が活気づき、人が人に会って、

エネルギーとエネルギーがぶつかって、ものすごいものになる。

言葉ではとても言い表せない力が、「祭り」という形で街を包み込みます。

その力に人は魅了され、「ここにいてよかった。」と思えます。

そんな祭りの力を感じるために、2021年の開催は必要です。

必ず開催できる。

信じましょう。

わたしたちが愛したうらじゃは、そう簡単になくなりません。
そう簡単に消えるようなちっぽけなエネルギーの祭りじゃありません。

今はとにかく、目の前のことを一生懸命やること。
それが、いち個人としてできることです。

それしかできません。

いえ、それができるのです。

きっと、このコロナ禍を乗り越えて、うらじゃの力で再び岡山の街を包み込む日がやってきます。

次にうらじゃ本祭が開催されたら、2020年の分までエネルギーを詰めこんだ祭りになるでしょう。

これはもう、関わる人や見る人にとって、これまでにないパワーを感じる祭りになるでしょう。

きっとまたうらじゃ本祭が開催され、
「ここにいてよかった。」
「うらじゃの力を信じてよかった。」と
思える日がきます。

その日まで、とにかく「今」を生きましょう。
「今」できることを、一生懸命やって、未来の自分に誇れる自分になりましょう。

鬼々よろしく魁望蓮も、2021年を『2回目の10周年』として進みだしています。

時代に置いていかれるのではなく、先に動いて時代を創っていこうじゃないですか!



はい、ここで、最後まで読んでくださったあなたにプレゼント!

2020年・2021年の楽曲「まんまる」の歌詞・曲を大公開します!

例年なら「おにおによろしくいきますよ」や「さぁさぁ」の子どもの声が入りますが、それが入っていません。
また、1回目と2回目がつながっていません。

コロナ禍ならではの、「まんまる」特別バージョンです!

2021年の本祭では、この曲がどんな感じでパワーアップしているか、お楽しみに!

まんまる

作詞:せんせい  作曲:ひらん  歌:まきまき・ボス

1 おにおによろしく いきますよ! 

 響き轟く祭りの音色 心の角を削り出す

 言葉 想い出 笑顔と色が 積んで重なり転がり出すの

 一歩 それは 百も同じ 進む道が光になる

 さぁさぁさぁさぁ(さぁさぁさぁさぁ)
 さぁさぁさぁさぁ(さぁさぁさぁさぁ)

 さぁさ おにおにうらじゃ(さぁさぁ) 
 さぁさ みんなで踊れ(さぁさぁ)
 さぁさ おにおにうらじゃ(さぁさぁ) 
 さぁさ みんなで踊れ(さぁさぁ)

 ここまでの この道を 自信と名付けて 1つ○(まる)

 桜道 若葉道 紅葉の道には 白い息

 苦しみは強さを 悩みは今を 今は未来を 優しさは優しさを

2 おにおによろしく いきますよ! 

 粋でいなせな吉備の国で あしもとから 彩り始め

 くるくるくるり 巡りて巡る あっぱれ! 響くファンファーレ!

 一念発起すれば善力(ぜんりょく) うらじゃの祭り 真っ盛り

 さぁさぁさぁさぁ(さぁさぁさぁさぁ)
 さぁさぁさぁさぁ(さぁさぁさぁさぁ)

 さぁさ おにおにうらじゃ(さぁさぁ) 
 さぁさ みんなで踊れ(さぁさぁ)
 さぁさ おにおにうらじゃ(さぁさぁ) 
 さぁさ みんなで踊れ(さぁさぁ)

 これからの 進む道 希望と名付けて 1つ○(まる)

 出会う時 別れ時 次の未来の扉が開く

 太陽は光を 土は草木を 川は海を 笑顔は笑顔を

最後に、うらじゃに関わる人、全ての活躍を願って、
鬼々よろしく歴史伝の全てを終わりにします。

これから、さらに新しい歴史伝を作っていきます。

あなたも鬼々の歴史伝に加わりませんか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA