鬼々よろしく歴史伝④~チーム繁栄期~
2014年テーマ あっぱれ!岡山
岡山は本当にいいところ。
人も、街も、風も、空気も、いい。
現代も昔も、岡山に来た人は言ったでしょう。
「岡山っていいね!」と。
そんな「あっぱれ!」な岡山に生まれて育っていることに誇りをもって、今を歩んでほしい。
そんな願いを込めて、「あっぱれ!岡山」のテーマを設定しました。
2013年に行った新規チャレンジも、1年経つと「当然」のことになります。
「去年もやったんだから、やらないと」
そんな声が、新しいことをした次の年は、どこからか聞こえてくるものです。
鬼々は、そんな声をものともせず、それまでの新規チャレンジも基礎として、また新たに進んでいきます。
この年のチャレンジは、
子どもが振付を考えること
それまでは業者に外注、もしくはせんせいが考えていました。
「子どもに任せても大丈夫?」
「クオリティーは下がるんじゃない?」
そんな声もありましたが、子どもを信じることに決めました。
当時中学校2年生だったあやみ、ほのの2人が、せんせいのサポートのもと、振付を考えます。
あーでもない、こーでもないと言いながら1つずつ思いを込めて作っていきました。
人を成長させるために必要なことは、「責任」です。
その人を信じて、重要な役や大切な仕事を任せることで、任された人は自分の力を大いに発揮しようと奮闘します。
「頼むぞ」と言われたら、なんとなく力がみなぎってきませんか?
人は頼られると、能力以上の力を発揮して、期待に応えようとするのです。
そうやって、人は組織の中で成長していくんですね。
子どももそれは同じ。
子どもに振付を任せることで、鬼々を引っ張る責任感が芽生え、前に立って踊る姿がこの年、一気にたくましく見えるようになったことを、今でも思い出します。
また、衣装も新しいことに挑戦しようとせんせいが案を持ってきますが、即却下。
「あっぱれ!」というぐらいだから、扇子だろうと安易な発想でできたのが、
大きな扇子を前面につけた衣装案。
「ダサい」
「実現が無理」
「踊りにくそう」
様々な意見をいただき、結局却下。
せんせいの提案して残った意見は、扇子という意見だけ・・・・・。
まぁ、そんなこともあるさ・・・・いい演舞のためですし・・・・
そんなこんなでできた衣装の袖、後ろ部分が扇子の形になっているので、動画でご確認ください。
意外とありそうでなかったアイディアですよ!
オシャレでしょ!
そして、そんなこんなで作り上げた演舞だからなのでしょうか。
YouTubeにはこれまでの鬼々の動画がアップされていますが、10年間で一番再生回数が多いのが、この2014年の演舞です。
小さい子が多いからか、演舞中に「かわいい~!」「がんばれ~!」という声援をいただくことが多かった年でした。
第21回うらじゃでは、なんと!!!
表町タペストリー 最優秀賞受賞!!!!
スーパーウルトラ―マーベラスデザイナーのすーさんがタペストリーを手掛けて、初の受賞をしました!
いつ見てもうっとりするほど、いい作品ですね!
最優秀賞も納得です。
チームが立ち上がって4年目。
新しい挑戦を続け、メンバーも増え、だんだんと「鬼々らしさ」が創りあげられていくのを実感した2014年でした。
次回、「鬼々よろしく歴史伝⑤〜チーム転換期〜」2015年についてお話しします。
お楽しみに!
おまけで、その年の楽曲の歌詞を公開しています。
なんと煽り、MCの口上セリフ付き!
これは初公開です!
あっぱれ!岡山
詞:せんせい 曲:ひらん 唄:まきまき 振付:あやみ・せんせい
晴れ晴れ大空 吉備の国 あっぱれあっぱれ 岡山うらじゃ!
1、
鬼々よろしく いきますよ!
さあさ、皆様お立ち会い 御用と急ぎでない方は、足を止めても見ておいで
遠目山越し笠のうち、温羅の文色(あいろ)と理方(りかた)と道理、とくとご覧にいれましょう
今は昔の吉備の国よ 日出づる地で 声高く
今は昔の吉備の国で 祭囃子で 彩られ
燦々 陽がまた照りつける 温羅も陽気に踊りだす
晴れの国にて 拝啓皆様 おいでおいでよ おいでんせぇ
備前岡山よっといで 一度はみんな来てみられぇ
五穀豊穣 無病息災 晴天 晴天 末広がり
2、
鬼々よろしく いきますよ!
まだまだ皆様お立ち会い 投げ銭放り銭お断り
手前、大道(だいどう) 未熟な渡世(わたせ)を いたすといえども、受け取れぬ
今は昔の吉備の国よ 海に山にも 日々日和
今は昔の吉備の国で 祭り太鼓が 鳴り響く
灼々 花まで浮かれては 吉備の国まで踊りだす
おかやまっ子が街を歩けば 粋に咲きだす うらじゃの祭り
備前岡山おいでんせぇ 笑顔がでぇれぇ ええじゃないか
商売繁盛 家内安全 あっぱれあっぱれ 岡山うらじゃ